英語プレゼンテーションのおすすめ表現
ビジネスマンにとってプレゼンテーション能力は必要不可欠なものであり、最近ではそのプレゼンテーションを英語で行わなければならないこともしばしばあると思います。
英語がペラペラなわけでもないのに、英語でプレゼンテーションなんてできるのだろうかという疑問もあると思いますが、日常会話や会議でのディスカッションに比べると、プレゼンテーションは型に沿って話すだけなので、準備をしっかりとしておけば、“英語でかなり流暢に話せるヤツ”だな“という印象を周りに与えることが出来るのです!
避けて通ることのできない“英語プレゼンテーション”を上手に執り行える方法、おすすめ表現を紹介していきます。英語プレゼンテーションにこなれた感じを与えることが出来るおすすめ表現も伝えたいと思います。
・イントロダクション - 導入パートのおすすめ表現
イントロダクションの部分は、聴き手の注目を集めて、自分のプレゼンテーションを波に乗って進めるという狙いがあります。尚、イントロダクションパートでは、下記の点を骨子にスクリプトを組み立てることが出来ればいいと思います。
-簡単な挨拶と自己紹介
Hello everyone. I’m John and director of finance department.
こんにちは。私はジョンといい、財務部門のディレクターとして働いています。
Thank you for taking your time out of your busy schedule. My name is John and I am responsible for marketing department.
忙しい中、時間を割いてくれてありがとう。私はマーケティング担当をしているジョンといいます。
-プレゼンテーションの概要や目的
In this presentation, I would like to talk to you about (Financial result for Q4 closing).
このプレゼンテーションでは、4Q決算の財務情報について話したいと思います。
I would like to focus on three topic. First,~. Second,~. Finally,~
3つのトピックに重点を置きたいと思います。はじめは、2つ目は、最後に
The purpose of my presentation today is (sharing product outline.)
このプレゼンテーションの目的は製品の概要をお伝えすることです。
-質問の受け方に関して
If you have some questions, feel free to stop (interrupt) me.
もしも質問があれば、気兼ねなく止めて下さい。
We’ll have a Q&A session at the end of the presentation.
プレゼンテーションが終わってから、質疑応答時間を設けます。
・内容説明 – 説明パートのおすすめ表現
これは日本語のプレゼンテーションでも意識されることですが、内容説明の重要なポイントは、とにかくシンプルに伝えることだと思います。そして、そこに情報を付加していくイメージです。
例えば、下記の文章は営業利益のダウンを英語で説明するケースです。
In terms of operating profit, we are about 200 million down vs previous year. As the OP variance is showing, we had a decrease of 100 million in sales volume. This due primarily to weak demand in Japan.
はじめに、営業利益が200million減少したという最も重要な点を述べます。その後、それは増減要因から販売量の減少が寄与しており、なおかつ、日本での需要減が強く関連しているといった手順です。
説明パートのおすすめ表現をマスターして、自らの英語プレゼンテーション方法を確立させてください。
- スライド毎の一言目・ページ移動の表現
I’d like to start by looking at (new product outline).
まず、最初に新商品の概要について見てみたいと思います。
Let me start by sharing (our new strategy).
まず、我々の新しい戦略を共有することから始めさせてください。
Next, I’d like to elaborate on (acquiring brand-new customer).
次に、新規顧客の獲得に関して詳細に説明します。
Let’s move on to (IT strategy).
次に、IT戦略に関してお話します。
Let me go over some of the features of our new system. It has an automatic reporting function.
私たちの新システムの特徴を紹介しましょう。それは、自動で報告書を作る機能があります。
- 図やグラフを参照する表現
This shows/indicates that ~
これは~を示します。
This chart/graph show/indicate ~
このチャート/グラフは~を示します。
Please take a look at pie chart.
円グラフを見て下さい。
It’s shown here in yellow.
それは黄色でここに示されています。
- 関連や要因を伝える表現
This is relating/related to the strategy.
これはその戦略に関連している。
This is primarily associated with~
~と主に関連している
This has no connection/nothing to do with it.
これはその事象と何の関連もない。
This is contributing to the result.
これはその結果に貢献している。
The elaborating strategy is a key factor of success.
詳細な戦略が成功の主要因です。
This is due primarily to sales volume up.
これは主に販売量の増加に起因しています。
This particularly has to do with boosting high-valued product.
これは高付加価値商品を増やしていることに特に関連しています。
This is primarily driven by conversion cost improvement.
これは加工費の良化が主に影響しています。
The point is we don’t have access to it.
ポイントは私たちがそれにアクセスできないということです。
・終わりのおすすめ表現
Thank you once again for taking your time to join this presentation.
このプレゼンテーションに参加頂き、今一度感謝申し上げます。
This is the end of our slide. Thank you for hearing.
これで我々の発表/説明は終わりです。ご清聴有難うございました。
If you have questions, please feel free to ask me.
質問ありましたら、遠慮なく聞いて下さい。
- 質問にすぐに回答できない場合は
I’m sorry. I don’t have the answer, but I can get back to you after making it clear.
すみません。今は答えられませんが、答えが分かったら連絡します。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語でプレゼンテーションをするときは、おすすめ表現をたくさん組み入れて、しっかりとした構成を作り込みましょう。そこで努力をすれば、今度はスクリプトを書かなくても、表現が自然に出てくると思います。
確かに、もっとも大事なことは簡潔に伝えたいことをしっかりと表現することなのですが、ビジネスの世界でもある程度印象論もあるため、“ちょっとこいつ英語出来るぞ”と思われるようなこなれた表現を使って評価が高まるのであれば、勉強しないのはとてももったいない!
少しでもみなさまの参考になれば、幸いです。自信をもってプレゼンに挑んで下さい!